やっと入社したけれど安心しないで。早期離職を防ぐための心得

良い人を採用するためのヒント

さて、なかなか応募がないと半ばあきらめていた頃から思えば、一人採用できたことが夢のようで
ほっと胸をなでおろしているかもしれませんが、
まだ安心するのは早い、のです。
いえ、残念ながら安心できる日は来ないかもしれません・・・
それほどに定着するかどうかは難しい問題です。

採用のアシストをしていると、時々「あの人早々に辞めたよ」と言われて言葉に詰まることがあります。「え、マッチしていなかったのかな・・・」「何があったんだろう」と思います。
でも本当のところはわかりません。

私たち採用に関わる仕事をしている人間は、転職後にその方が充実して働いてくれていること、幸せでいてくれること、そして企業も人手不足が解消したり、将来に向けての担い手が増えたり、喜んでくれることが目標です。

入社した人がいてもあまり嬉しくならないのは、この早期離職の可能性がまだ残っていて、「どうか定着してくれますように」と思うから。

定着するのは難しいですね。。

具体的にどのようなフォローをしたらいいのか、企業にお話している中のひとつをこちらでご紹介しますね。

いまどき、誰もが知っていることではありますが、
とにかく新人教育は「ほめる」ことが大切。
新人だけでなく、わりと年配の方に話すとしても、肯定から入ることは大切かと思います。

社会人経験が長くなったり、その仕事に慣れている人にとっては当たり前となっていることでも、
この間中途で入ってきたばかりの人や、まだまだ社会人になってそれほど年数がたっていない人にとっては、失敗することが当たり前です。

むしろ、失敗するということは、トライしているわけなので、何もしていない人より数倍もいいじゃないですか。

それなのに、できなかったことばかりに目を向けてチクチク言っていると、その人は居場所を失ってしまいます。

最近話題になったかと思いますが、Googleが社内で実証した「心理的安全性」の大切さをご存じでしょうか。メンバー同士が互いを尊重し、ネガティブな指摘も含め何でも言い合え、共通の目的のために助け合えるのが、心理的安全性が高いチームの特徴だそうです。自分がわからないことがあったり、失敗したり、そんな時でも責められることなく、そこに安心していることができる、そういう環境にいることが、結果的に生産性を高めていくということですね。

少し難しいお話になってしまいましたが、そういうわけで、心理的安全性を高めること、これは褒めること、肯定することと繋がっているようにも思います。新人さんだけでなく、社員の方々ににどんな風に接するかをきちんと振り返って、徐々に良くしていきましょう。

「私はいつも褒めているよ」と言われる方もいらっしゃると思います。それでうまくいっている会社は素晴らしいですし、そのままで行きましょう。
ひとつお願いしたいのは、本当にその褒めている気持ちが伝わっているか、そこは振り返ってみてほしいポイントです。伝えることと伝わることは違うので、相手がどう受け取っているかが大切です。

例えば、褒めているつもりでも褒める言葉になっていなかったり。。。
日本人はなぜかいつも、会話を否定から入ると嘆いている外国人の話を聞いたことがあります。そんな否定から入るような話し方になっていないですか?
次に社員さんを褒める機会があったら、相手があなたの言葉をどう受け取ったか、表情をしっかり観察してみてくださいね。

そういうわけで、褒めることは大切。個人的には「褒める」という言葉の響きがあまり好きではなくて、なんというか、少し上から言うようなイメージがあるので、私のように「褒める」がしっくりこない人は「肯定する」とか「認める」とかでもいいかもしれないですね。

褒めたり肯定するというのは、仕事の中での認識合わせでもあると思っています。これをこういう風にやったら褒められた・・・というのは、「このやり方でOK」という認識合わせでもあります。

少し話がそれてしまいましたが、
入社されたばかりの人が失敗するのは、それはある程度許容できるところは許容して、次にミスしないように教えていきましょう。褒めることが大切ではありますが、もちろん仕事ですから、次にまた同じミスをしないように伝えることと、しばらくの間はベテランの方がダブルチェックをするなど周りのサポートも配置しておくといいですよね。

入社からせめて半年くらいは、早期離職しないようにほめて伸ばしていきましょう。

具体的には、「ほめる7:叱る3」くらいがちょうどいいという説もあるようです。小さな成功体験を何度も積み重ねて活躍させてあげること、そして自己肯定感を育てることが定着への大切な一歩となりますよ。

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