「それでいい求人票って何なの?」というご質問に答えます!

「いい求人票にしよう」と毎日のように言ってますが、具体的に何をどうすれば「いい求人票」になるのか。その辺りをお話していきますね。

実は「採用」は求人票だけよく書けていても不十分です。その後に応募がきて、面接があって、入社してもらって、早期離職を防いで・・・とまだまだ道のりは長いのです。
とはいえ、求人票がきちんと書けていることがまずは一番最初の大切なポイントですね。そこがスタートなので丁寧に取り組んでいきましょう。ある程度きちんと書けたら、まずは公開して、徐々に気がついたところを修正しながらやっていけばよいと思います。

さて、本題に入りますが、いい求人票を書く目的は、ズバリ「よい人から応募してもらうこと」です!この「よい人」とのつながりを作るために頑張っていきましょう。

まず、応募してもらうためには求職者が欲しいと思う情報がきちんと書かれていることが大切です。情報が足りていないと求職者は「この求人票、わかりづらい」と思ってその求人ページを閉じてしまいます。なぜなら、今はものすごい数の求人票が出回っているから、わざわざわかりづらい求人票を頑張って読み解く必要もないんですね・・ということは・・・
「いい求人票」とは、まず情報がきちんと書いてあって、応募しようと思ってもらえる求人票、ですね。

では「求職者が欲しい情報」とは何でしょうか。
意外に「求職者の視点」というところが難しいようで、知りたいことが書かれていないことも多いようです。ずっとひとつの会社で働いている方は、自分が転職する状況で求人票を見た経験はないと思いますのでなんとなくイメージしにくいかもしれません。

もし社内に中途入社の方がいたらアドバイスをしてもらったらいかがでしょうか。
「うちの求人票を見たときにどう思った?」
「応募するのに情報は十分だった?」など聞いてみてください。

「そうですね。。あと少しこういう情報があったら、応募を迷わなかったかもしれません」と言ってくれたら、そこを修正しましょう。

「求人票を読み進めていくうちに、そこで働いている自分をイメージできるようになっていたんですよ」そんな風に言ってもらえる求人票にしたいです。

  • 最寄り駅から徒歩〇分
  • マイカー通勤もOKです。無料駐車場あります。
  • 配属予定の部署の人員構成
  • 入社したらまずこれをやってもらって、こんな風に仕事を覚えてもらいます。
  • OJTあります。丁寧に教えますので安心して入社してください

といったことに加えて、ぜひ書いてほしいのが「社内の雰囲気」です。「社風」「働いている人たちがどんな人か」などなど。転職がうまくいくかは「カルチャーが合うか」が本当に大切なポイントです。なかなか求人票を読んだだけでは伝わりづらいのですが、でも頑張って書いていきたいところです。社風や配属先の人たちのこと、どんな人たちが働いているのかを知ってもらうと、応募へのハードルは下がると思います。

あと、検討していただきたいのが、その職種ではマッチしなかった場合、社内の他の部署でのチャレンジができるとか、いかがでしょうか。

せっかく入社してその会社のことは好きなのに、仕事に馴染めなかった・・・たまたまその部署の上司と合わなかった・・・という可能性もなきにしもあらず。そんな時、別の部署の仕事に挑戦してもらう、という道を用意するのはどうですか?
私は以前、ある会社の社長さんにお聞きしたら「あ、それも大丈夫ですよ」と言っていただいて、さっそく求人票に書かせていただいたことがあります。求職者は「この仕事は自分にできそうかな」という不安な思いをかかえて応募されますので、こういった制度がある会社ということが安心材料になると思います。


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