転職が当たり前の時代をどう生き抜いていくか
大学キャリアセンターや人材紹介業界で企業の採用サポートをしながら、「同じことをしているのにステップアップしてく人とそうでない人の違いはなんだろう」と思っていました。スキル、資格、経験、マインドセット・・・今の若い方たちは転職ありきで人生を考えいらっしゃる方も多くて、一昔前のように「定年まで勤めあげる」といった考え方をする人は少なくなったように感じます。数年先に訪れるであろう転職に備えて様々な勉強をされている方もいますね。
選考を勝ち進んでいける人とそうでない人の違いは何か
でも、いざ転職となった時、残念ながら思うようなキャリアアップができない人が出てきます。同じようなスキル、経験を持っていても就活や転職の選考を勝ち抜いていく人とそうでない人がいます。違いは何なのでしょうか。私が人材紹介業界でキャリアシートを毎日読みながら、企業の社長さんや人事の方とお話しながら感じたのは、「企業が知りたいこと」と「キャリアシートに書かれていること」がずれているなということでした。
ですので、就活時や転職時はこんなことに気を付けていきましょう。
- キャリアシートに「企業が知りたいこと」を書く
- きちんと企業や業界の研究をしたうえで、自分のやりたいことが明確である
- その会社でやりたいことがあり、貢献できることがある
このあたりを抑えておくと、企業の方もキャリアシートを読んだり面接をした際に「うちに応募してきたのも納得できる」と思ってくれますし、「もっと詳しくこの人のことを知りたいな」「会って話してみたいな」と思ってもらえます。企業研究や業界研究、そして自分自身の掘り下げは、少し大変な作業になります。エージェントやキャリアコンサルタントのサポートを受けることも視野に入れていきましょう。
自己アピールよりも「相手が知りたいこと」を話そう
自分がどういった人間なのか、今まで何をしてきてどう考えてきたのか等、話す準備はもちろんしておきましょう。そのうえで心に留めておいてほしいのは、自分が言いたいことを伝えるのではなくて、企業側が何を知りたいと思っているのかを考えて、それについて話せること、です。
企業が知りたいのは、「あなたがどんな人なのか」よりも「うちに来て業績に貢献してもらえそうか」といったところなんです。どう貢献してくれそうなのか、を知りたいと思っているんです。就活や転職時はここをしっかり押さえておきましょう。面接で質問されたときに、その答えではなくて「自分が用意していったこと」を話始める人がいますが、これはあまりいい印象を与えません。相手の質問に的確に答えるようにしていきましょう。「自分が話したいこと」がどんどん湧いてきても、湧いてくるままに話すことは厳禁です。まずは質問されていることにしっかり答えていきましょう。
面接が心配な方は、面接対策を行っているキャリアコンサルタントに相談してみてくださいね。模擬面接等で練習をすることもできると思いますよ。

そのうえで、ライバルに差をつける「開運」行動を取り入れておこう
「最終選考に2人残っていて、スキルも経験も同じくらいだから、どっちを選んだらいいか迷うなぁ」人事の方が迷ったとき、何が決めてになって選ばれるのかは神のみぞ知るところです。様々な準備を整えながら、自分が選ばれるように少しでも「吉運」を貯めておきませんか?「吉運」をためたり「凶作用」を抑えたりしながら、少しでもいい運気で過ごせるように、就活や転職を乗り切れるように運氣調整をしていきましょう。
キャリアコンサルティングを軸に運氣調整で底上げしていけば、開運につながる可能性も大きくなります。
